星 野  仙 一  背番号 77
 
 阪神在籍 2002年〜2003年 監督
 監督在籍時通算成績 153勝 120敗
 7分
                2003年リーグ優勝
                日本シリーズ 3勝4敗
 

心の殿堂にタイガースでの現役経験がない人を入れてよいものか悩みましたが、やはり昨年の感動を考えたら、入れないわけにはいかんでしょう。ということで、星野前監督、あなたに寅吉の心の殿堂に入っていただきます。

 現役時代は、阪神の敵役。(とくに1972年の優勝を懸けた一戦での阪神戦での完投勝利。本人は、阪神に勝って欲しかったと後日語っていましたが。)それでも、岡山倉敷の出身で根本的には阪神ファンであったという彼は、近年の阪神の弱体ぶりを気にかけてくれていたようだ。(92年の優勝争いの時、オマリーのサード、八木の外野というのも、前年に星野中日監督が、自分が阪神の監督だったらそういう布陣を敷くと語った通りのもので、このころから、星野さんがいつも阪神をきにかけてるなぁ、と寅吉は感じてました。)

 あの、名将野村監督でも首をもたげることのなかった虎を、見事蘇生させた手腕は見事につきると思います。確かに、おかれた阪神の体質にメスをいれるという意味でも大きな変革があったと思う。ノムさんがいくら説こうと、知らん顔してればじきに変わり、自分の都合の良い監督が来るとでも考えているようなところがあった。きっと今岡選手だって、ノムさんが言っていることは百も承知。その通りと思っていたが、ノムさんに言われて、従うというのがどうしてもできなかったのだろう。(そういうことって、ありますよね。あいつに言われたら、よけいにその通りにしたくないって奴。生理的にダメな相手。)それが証拠に星野さんに代わってからの今岡選手は、ノムさんが言ってた通りに変身しチームリーダーにまで上り詰めた。

 そういった、きっかけ作りがうまい人でもある。どうしたらその選手が生きるかをよく見ている監督だと思った。そのための自己のイメージ作りもしっかりしていた。

 つまり、ノムさんなら、嵐の過ぎるのをじっと待てばと思った選手が、星野さんは嵐とともに飛ばしてしまう。(言うことがきけなければ、トレード・自由契約などで阪神から出されてしまう。)そういう印象を選手に与えた。これは、もうタラタラしてられんぞ。やる気になった選手は、危機感に煽られ変身を遂げていく。しかも、アピールが届いた選手は、しっかりと重用され、さらに上を目指す。しかもチーム構成をよく鑑みてのトレード。出されるほうも生かされるトレードだった。(坪井選手や伊達選手には益々がんばって欲しいと思う。)ほんと、根本さんの後を継ぐのは星野さんだけだろうねぇ。

 まぁ、とにかく18年振りの優勝に感謝。そして、大好きな田淵さんに縦縞での優勝をさせてくれた星野さんに感謝です。